色について ー 金川カモメ

同じように見える色でもそれぞれ名前がある

 

みなさまいかがお過ごしですか?
イラストレーターのカモメです。

 

今日は、「色」をテーマに
お話ししてみたいと思います

 

色は絵を描く上で
イメージを決める大事な要素。
仕事や展示会で絵を見てくださった方から

「色はどのように選んでいますか?」

と質問をいただくことがある。

 

自分の感覚だけが頼り…なんて
かっこつけて言ってみたいけど、
実のところいろんな出版社からでている
「カラーガイド」なるものを
参考にしている。
絵を描く人ならこの手の本は
1冊は持っていると思う。

 

例えば緑系だけでも若草色、苔色、
シャトルーズグリーンなど
何十種類と掲載されており、
これで色を選ぶと

「この色の横にこの色をおけばいい感じ」

というバランスが
一目瞭然なので手放せない。

 

色づかいを意識し始めたのは
いつのころからだろうかと考えた。
おそらく絵画教室に
通い始めたころだと思う。

 

私は5歳ごろから中2まで
地元の絵画教室へ通っていた。
当時40歳代後半だったと思われる
画家の清水先生という方が、
隣の市から教えに来ていた。

 

清水先生は白髪交じりのボブヘアー、
髭もたくわえており
いかにも芸術家といういで立ちだった。
服装は汚れてもいいように
エプロンをしていたのを記憶している。

 

初めて教室に行った時のことは
なんだかおぼろげに思い出せる。
誘ってくれたのはアートに関心のある、
友人のお母さんだった。
家のドアくらいもある、
大きな木の作業台が5台ほど置かれた
公民館の一室。

 

そこで与えられた
白い画用紙にクレヨンで絵を描けという。
さらにクレヨンで描いた絵の上に
絵の具で色を付けていく。
好奇心旺盛の私はすぐにハマった。

 

清水先生が設けたたった一つのルールは

「黒のクレパスと絵の具は使用禁止」

というもの。

 

先生曰く黒は全ての色を合わせた色なので
強すぎるから、他の色を殺してしまう
という理由だった。
黒色が必要な時はみんな
いろんな色を組み合わせて黒を作った。

 

清水先生は

「太陽が黄色なんて誰が決めた。
 好きな色で描けばいい」

というのが口癖で、ピンク色の魚や
青色の馬などを自由に描いては
褒めてもらった。
それがとてもうれしくて楽しくて、
絵を描く楽しさを教えてもらったと思う。

 

オリジナルの作品を描くときは、
その感覚は今もあまり変わっていない。

 

しかし中学に入ってから部活や勉強が忙しく
教室を休みがちになり、
デッサンや油絵を少しやっただけで
絵描き教室はやめてしまった。

 

清水先生とは絵描き教室をやめてから
一度もお会いしていない。
20歳を過ぎたあたりからまた絵を描き始め、
先生なんと私は
今も絵を描き続けていますよ。

 

「色」についてのコラムになるはずが、
なんだかいい話になってしまった。

 


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