作文・小論文のコツ-技術と倫理

clue zemi 永井の

作文・小論文のコツ


2018.1.10 日経新聞より。
「殺人ロボうむな」

人工知能(AI)の研究が
進んでいます。
便利にはなるけれども、
使い方一つで不幸なことにもなる。
原子爆弾もそうだったように、
進化が進めば進むほど、
技術と倫理のせめぎ合いが
激しくなっていきます。

 

スカイプの共同創業者
タリンさんは、
「AIの負の側面を
全世界で共有すべき」と強調し、
テスラのイーロン・マスクさんなども、
AIによる軍拡に警鐘を鳴らしています。

 

私たちにとっては、
ワクワクするような技術である一方で、
技術開発の最前線にいる人たちが
ここまで強い懸念を持っているという現実。
「技術進化と人間」という話は
今後、入試小論文のテーマになりそうです。

 

実際いま、工業系の受験生に
「技術と倫理」というお題で
宿題を出しているところでした。

こういう問題に対し、
「答えってなんですか?」と
聞いてくる人がいますが、
答えなんてありません。
天才たちが議論しても、
まだまだ解決には至らない問題ですから。

 

答えのないものに対して、
どうアプローチするか。
答えを出すことではなく
「筋道をたてる」ことが
小論文の課題です。

採点者は
意見が正しいかどうかを
みているわけではありません。
説得力を持って
結論に至っているかがポイントです。

 

この問題の場合、
立場は大きく3つのパターンに別れます。

 

①技術開発のスピードを緩める。
今のままで十分。

②ルールを作り、
それを確認しながら技術開発をする。

③いい技術は認可に時間を取られず、
すぐ使えるようにする事が私たちにとって利益になる。

 

①は福島原発事故以降に
よく聞く話だし、
③は特効薬など
製薬についてよく主張されている。

自分の意見は一旦置いておいて、
これを全てのパターンで
文章を書いてみるのが
小論文の練習になります。
それぞれの立場になったつもりで。

 

余談ですが、こういう練習をすると、
相入れない発言をしてくる相手の
源泉を掴むことができるようになるので、
大人になってからも何かと便利です。

 

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writer profile

clue永井雄太郎

clue代表 永井 雄太郎

1980年生まれ。
仙台一高~早稲田大学政治経済学部

遊び呆けた高校卒業時の偏差値は30。「君がいける大学はない」と担任から通告されるも、偏差値を70まであげて合格。勉強は頭の良し悪しや量じゃなく、やり方のモンダイなのですよ。と、自分の経験とやり方を伝えるべくclue zemiを設立。また、勉強と生活との接点を表現するため、パン屋併設カフェ『するめcafe』や、webマガジン『余談Lab』などを運営中。

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2018年01月10日 | Posted in clue zemi, zemi column | | No Comments » 

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