ずっと手放したかった苦手意識 ー 赤木美名子

 

パタンナーになって20周年を迎える。
よくやってきたな、というのが率直な感想。
結婚、地方へ移住、出産を経ても
生業にしているのだから。

 

20年ずっと苦手意識をもったまま
世の中に送り出してきた袖パターン。

何度も高価な製図の本を買って勉強した。
知識としては頭に入るけれど
技術として得られない、ずっともやもや。

 

そんな時、たまたま見たメルマガで
袖スキルアップセミナー開催を知り、

来た!今だ!と思い、申し込み。

 

セミナー当日は20年支えてくれている
製図道具、ドレーピング道具一式と
これまた20年寄り添ってしまった
ずっしりと重い苦手意識を抱えて
雪降る上越の山奥から快晴の東京まで。

 

会場にはパタンナーの匠である講師の関氏、
自分の技術を磨こうと集まった
熱すぎる8人のパタンナー。

 

朝から夕方暗くなるまで
袖だけに向き合うという贅沢な時間。

お昼休みもろくにとらず、
必死でドレーピングをした。

 

学ぶということに飢えていた自分。
知りたかったことが
自分のものになっていくという快感。
依頼してくださるクライアントさんに
技術で還元できるよろこび。
仕事から離れただけで、
実験のようでワクワクが止まらなかった。

 

日々の仕事の中でも冒険してみよう
そう思えた自分。

 

もう若手パタンナーではないと
自覚できる年月が流れている。

パタンナーという職業は
長い年月にわたる経験と
自己研鑽を必要とする
生粋の技術職だとわかったから。

 

苦手意識を手放したかったセミナーは
日々の仕事をこなすことに
必死で忘れていた、
パタンナーとして一番大切なことを
取り戻せたように思う。

 


「lineaとむすひ」web


▼アンサーfromながい


コメント4件

  • yamazaki より:

    2足の草鞋、大変な仕事ですね。農業とばかり思ってましたがこちらが本業とよくわかりました。
    頑張ってください。

    • 赤木美名子 より:

      yamazakiさま

      いつも励ましのお言葉、ありがとうございます。
      冬は農業はお休みです。
      雪のおかげで思いきりパターンの仕事ができるのでいい時期です。

  • tadanori より:

    いろいろ大変だと思うけど、無理せずにね!!!
    今年もたまに覗かせて頂きます!

    よろしく!!!

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