ほのかに喜んで頂く ー 板 香澄

 

 

公園を散歩している時に何処からか
素敵な音楽が聞こえてきて、
何々? と思ったら、アコーディオンを
弾いている方がいたのです。

 

サングラスに長靴といういでたちで、
ベンチに座って。

 

演奏が一息ついた時、
サングラスを外した目が
優しそうなのを確認し、

いける!

と思い声を掛けてしまいました。

 

最初はそのいでたちに
ちょっと躊躇ったのですが。
私の務めるデイケアに来られる
音楽好きな利用者さんにも
ぜひ聴いてもらいたい、
施設に演奏に来てほしいと思ったのです。

 

その旨、お話をして快くお返事を頂き、
施設と調整して、
数日後には来て頂くことに。

 

塗矢邦夫さんという教師をされてた方で
お話も上手いし、素晴らしい演奏で
利用者さんが身を乗り出して聴いている。

 

目の見えない方も体でリズムを取り、
歌を口ずさんでいる。
楽しんでくれてるのが伝わってくる。

よかったな、満足、満足ー、

と思ったのです。

 

利用者さんのいつもの生活に
少しだけ色を付けて差し上げる。
ほのかに喜んで頂く。

 

大きくどーんとはいかないけれど、
むしろ、だからこそ長く続けて
出来るような気がして。

 

普段そんなに行動力のない私が
こういう時は勝手に体が動いてしまう。
不思議です。

 


「Kasumi Ita mobile」Web

 


2017年11月08日 | Posted in 余談Lab, 2足のわらじーズ | | No Comments » 

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