まだ会社員 ー 大場 綾

 

 

前回は平穏で平凡な会社員生活も
「悪くない」ということについて考えたい、
と終わらせた。

 

「悪くない」とは
「それでもいい」ということで、
私は「これでもいい」と思って
事務員をしてお金を稼いでいる。
その稼いだお金で自分を食べさせたり、
ほしいものを買ったりして暮らしている。

 

ところで急に話が逸れるけど、
私は高校生のころから
毎月買っている雑誌が一つだけあって、
それは「本の雑誌」。
「本の雑誌」というタイトルの、本の雑誌。
本好きな人々が本を読んで
「面白かったぞー!」と言ってる雑誌。
雑に言うと。

 

読むと、気になる本が増えすぎてやばい。
時間もお金も有限なのに。
でも本を大好きな気持ちが
誌面からモリモリ伝わってきて、
それが楽しいから毎号買ってしまう。

 

結果、

「あれもこれも読みたい
 ー時間が足りないー」

となるが、
なりつつ日中は真面目に会社へ行って働く。
本は昼休みとか夜とかに読む。

 

ところが「本の雑誌」の、
前の発行人さんはそうじゃなかった。

「本を読む時間がなくなる!」

と、最初に勤めた会社を三日で辞めた。
結果、読書を仕事にして暮らしている。
雑に言うと。
つまり会社員をやって
余剰の時間で本を読む暮らしを
「悪くない」とは思わなかった。

「どうしても、もっと本が読みたい!」

と思ったのだ(推測です)。

 

「どうしても」という強い気持ちがある人と
ない人がいる。
私はあまりないほう。

 

それでもいいのだ。
…と確信を持っているのなら、
逆の性質の人を
わざわざ引き合いに出すことはないのだ。
何を隠そう

「それでいいのか?」

とずっと思っている。
このコラムを1年間続けたら、
その問いに対して「いいのだ!」なのか
「あかん!」なのか、
答えが出せるのではと期待している。
つまり自分のために書いてる。
自分のために生きてる。
いやはや。
そこで「パターソン」です。 (続く)

 


大場 綾ブログ「kusamura.com」
「cyan」ブログ


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