働く男。 ー 依田花蓮

昨年末、香和ダンサーという大きな看板を外しました。
新たな一年と共に、新たな人生の始まりです !!

 

以前にも書いたような気がしますが、
私には、借金を抱え肉体労働者として
働く兄がおります。

 

数年来家の敷居をまたぐ事を許されず
なかなか直接会う機会を
持てずにいたのですが、
私が行政書士となったことで
債務整理を得意とする司法書士と知り合い、
恥を忍んでその先生に債務整理を
依頼したことによって
返済の目処が立ちまして。

 

最近は実家に顔を出せるようになり、
この正月も、一緒にテレビを見ながら
御節をつつくという
ささやかな交流を持てました。

 

その最中、
兄がふとこんな事を口にしました。

「俺には花蓮みたいな才覚は無いから、
   雇われて給料を貰うしかないんだわ」

 

兄は正社員として
鉄筋工場で働くだけではなく、
夜中から朝にかけて、清掃業とタクシーに
LPガスを補給する副業を掛け持ちして
寝る間も無く働いています。

 

確かに私のように
自分の裁量で働くスタイルとは違うけれど、
誰かに雇われて
お給料を貰うという働き方も、
それはそれで才能です。
私には無い才覚です。

 

家族を養うため。借金返済のため。
節約のためにエアコンを切った
極寒の車内で、白い息を吐きながら
毛布に包まって仮眠を取って。
そんな状態で夜中のアルバイトに
行っていても、風邪も引かない、
腰も痛めないと自慢気に語る兄。

 

私が何年も前に贈った、
チョット質の良い靴を
律儀に履いてやって来る兄。

 

酔っ払ってコタツで眠る兄の顔を見ながら、
日本中の、兄のように
働く人達のことを想った。

 

ブログ「新宿発‼︎ニューハーフ行政書士、花蓮。」

 


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