行政書士の資格を取ったのは② ー 依田花蓮

懐かしのハローワークにて

 

前回の続き。

 

芸能界で成功するという
自分の夢なんてどうでもいい。

 

とにもかくにも、
親の保証人になれる人間になろう。
会社員になろう。
そう覚悟を決めた。

 

東京に戻るとすぐに
所属していた事務所を辞め、
ハローワークへと足を運んだ。

 

窓口の方々はとても親切にして下さり、
面接の練習や様々な研修等を
受けさせてくれた。

 

いくつもの企業を紹介して頂いたが、
残念ながら私を採用してくれる企業は
皆無であった。

 

40歳手前、就職経験なし、資格なし、
スキルなし、おまけにニューハーフ。

 

こんな人間、
私だってわざわざ採用しようと思わない。

 

どうしようかと悩んでいたところ、
職員の方が何気なく
こんな言葉をつぶやいた。

 

「あなたのような方は、
独立開業できる資格を取ると
良いかもしれない」

 

ほぉ、そんな手があったのか・・・。

 

目から鱗が落ちる思いで調べてみると、
行政書士という法律系の
国家資格があることが分かった。

 

年齢・性別・国籍・学歴を一切問わず、
合格して登録さえすれば開業出来る。

 

定年もない。
弁護士や司法書士となると
現実味が薄いけれど、
どうやら半年も勉強すれば
おおかた受かるらしい。
(これは後に誤った情報であると
思い知るのだが)

 

これだ。

 

私の中でビビビッと何かがはじけた。

 

卒業から20年近く経ってはいたが、
一応法学部卒であるという事も、
なんとなくいけるのではという自信に
繫がっていたのかも知れない。

 

年の瀬が迫り、
まもなく新たな年を迎える
という時期であった。
新たな人生に向かって、
希望の灯を点すのにふさわしかった。

 

そして、2011年の幕が開けた。

 

〜次回、その③へ続く~

 

https://ameblo.jp/yoda-karen/

 


2017年07月31日 | Posted in 余談Lab, 2足のわらじーズ | | No Comments » 

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