旅と演劇 ー chon-muop(櫻井拓見)
chon-muopの櫻井です。
旅と演劇は、似ていると思っています。
もう少し細かく言えば、
「旅をしているときの身体の感覚」
と、
「演劇を見ているとき、あるいは
演劇をしているときの身体の感覚」
が、似ていると思っているのです。
いまいる場所を離れて、旅に出るとき、
からだは、少しばかり緊張しています。
未知の風景、未知の人々、
未知の経験を予感して、
からだは、それらを楽しみにしながら、
怖れてもいます。
何を見るんだろう。
何を知るんだろう。
何を考えるんだろう。
期待と、不安。
果たして、そういう新しい「出会い」が
からだに訪れたとき、そのからだは、
ちょっとだけ変わっています。
何かを見て、何かを知って、何かを考えて、
「ちょっとだけ新しいわたし」
になっている。
本のページを一枚めくるくらいに、
ほんの少しかもしれないけれど、
旅が終わってみると、あるいは旅の最中に、
確実に違う「わたし」になっている。
これは、演劇を見ているときや、
演劇をしているときのからだも、同様です。
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3月の上旬に、鳥取に行きます。
旅です。
chon-muopの久しぶりの自主企画は、
旅人が集まる鳥取のゲストハウスで、
ワークショップとちいさい公演を
組み合わせた滞在製作。
旅人として赴き、旅人たちと演劇を通して
出会ってみようと思っています。
チョンモップのリレーコラム、
次回は慣れない旅に(たぶん)興奮気味の、
たけうちさんです。
▼アンサーfromながい
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