大切 ー 大場 綾

 

 

いやだなあ、もう書きませんよ。
編集長髙羽さんも観て心動かされた
「パターソン」のことなんて。
前回でひとまず終わらせたもんで。
んだけれど考えはパターソン世界の周りを
ぐるぐるぐるぐると巡り。
周回軌道に入った。

 

3月の締切日。
ぐるぐる回りながらロイヤルホストに
腰を据えてかれこれ4時間。

 


モンドセレクション7年連続金賞受賞の
スイートポテト。
ブルックリンのラガービール。
近隣のテーブルに運ばれる
さまざまなできたての料理の匂い。

などにぐるりと囲まれて。
鉄板焼きステーキの匂いに
胸ぐらを掴まれて。

コーヒーをおかわりしまくって
(いえ2杯だけ)
(フライドポテトと
 グルマンサラダを食べた)
(正直に言うとビールも一杯飲んだ)。

 

7年前の3月中旬、東京もやばいらしい、
避難した方がよさそうだ、
という雰囲気があった。


そのときに、両親と姉と
老人ホームにいた祖母と
当時いた老犬一匹とで、
何も持たずにとにかく
西へ向かうイメージが強烈にあった。
なるほど自分にとって
いちばん大事なのはこれか、
ほかはいらないのか、と合点が行った。
行ったものの実際には避難しなかったし、
何も失いはしなかったから、
本当にはどうなのかはわからない。
全部台無しにしてでも
自分だけを守るのかも知れない。

 

そのイメージは毎年3月、
さまざまな報道を目にするたびに
よみがえる。
何がいちばん大切なのか
検証する機会を与えられているように思う。

 

となるとやはり「パターソン」。
戻ってしまった。

自分にとって大切なものが
わかっている人は強いということを
言いたい。

誰からも評価されなくても見下されても、
自分が大切と思ったならば、
それを宝としてほしい。

急に言われてもって感じだろうけど、
今回はこれにて。

 


大場 綾ブログ「kusamura.com」
「cyan」ブログ

 


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