立志式 ー 金川カモメ

 

みなさん猛暑の折お元気ですか。
先日ふと思い出したことがあります。

 

私が通っていた中学校には2学年時に
「立志式」なるセレモニーがありました。
 将来の夢や目標を全校生徒の前で
一人ずつ発表するというもの。

 

その歴史を調べてみると、
明治以前は数えの15歳で
大人の仲間入りをするというのが通例で、
昔の元服の儀式にちなんだものだそうです。
※諸説あり。

 

いつの間にか大人になり
そんな儀式を通過したことすら
忘れていましたが、
実家に帰った際持ち帰った古い文集の中から
「立志式」という冊子を見つけました。

 

時間を経て日焼けした
わら半紙のざらざらとした質感。
私はそこで

「イラストレーターになりたい」

と綴っており、
15歳時の記憶がよみがえってきました。

 

立志式文集の原稿は
何かなりたい職業を選んで
400字ほどの文章にしたためる。

 

実のところ私は
当時さほどイラストレーターに
なりたいなとは思っていませんでした。
絵を描くのが好きだし、
なんだか響きがかっこいい。

 

時はバブル景気崩壊期。
まだネット環境もなく、
山奥に暮らす女子中学生でしたので、
実のところ職業の種類も
そんなに良く知りませんでした。
都会では横文字の職業が
もてはやされていたことは
後になって知りました。

 

改めてイラストレーターになりたいと
思い出したのは20歳ごろです。
それは就職氷河期真っただ中でした。
大学の友人たちが就職活動に
苦戦している姿を見て、
私は好きなことをやろうと心に決めました。

 

こんな風に書くと聞こえが良いですが、
それから10年ほど
食えない日々が続くことになります…。

 

「どんなことでも
    自信をもって続ければ何とかなるよ」

と、立志式でもじもじ宣言している
15歳の私に教えてあげたい。

 


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