息を吹き返す魅力 ー 柿澤真理子

 

ブックデザイナーだった私が
「骨董好き」から
古物商にもなってしまったのですが、
ただただ魅力的でステキっていうだけで
セレクトしている古物商ではもの足らず…。
お客さまのお皿たちが
欠けたり割れたりしてしまったら
それを修復する「金継ぎ」も
いずれ承れたらいいなと思い、
ずっと習いたかった先生の教室に
通いはじめました。

 

 

「金継ぎ」とは
割れたり、欠けたりした陶器を漆で接着し、
接着部分を金粉や銀粉で装飾して
修復することです。

 

現在では「金継ぎ」も
色々なやり方があるそうで
合成接着剤をつかった「金継ぎ」も
あるようなのですが、
私の先生は、
伝統ある漆をつかった
金継ぎを教えてくださる
岩手在住の田代淳先生。

 

田代先生にずっと習ってみたく、
数年前から
東京での教室をちょくちょく
チェックしていたのですが、
仕事の都合でなかなかタイミングが
合わなかったところ、
ついに
ずっと憧れていた先生の教室に
通うことができました。

 

教室初日から、
先生の漆継ぎ金継ぎの想いに共感。

壊れてしまった陶器の
その割れた跡や欠けた破片を
活用して修復すると、
もともとの器には無かった
新しい「風情」や「味」が加わり、
より愛着のある陶器になる。

そんな魔法のようなこの技法の習得に
どっぷりハマっています。

 

 

1度壊れてしまったものが息を吹き返す。


室町時代あたりから続いてる技法ですが、
日本人古来の

「わびさび=精神性の豊かさ」


その魅力が「金継ぎ」には

吹き込まれている気がします。

 

海外では

「金継ぎはまるで哲学のようだ」

と評価されたりもしているそうです。
もっともっと私も技を磨いていきたいなと
思っています。

 


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