読書空間に音楽を ー 土井サオリ

 

定期的に

「読書空間に音楽を」

というタイトルで演奏会を行っています。

『無音でしか、本は読まない』

という方には、
コンセプトが判りづらいかもですが、

 

ここでは、
電車の音や葉っぱの音、暮らしの音も
すべて「音楽」と定義しています。

 

例えば、カフェで読書を楽しんでいる人が、
珈琲の香りで、
ふと思い出す
物語があるのと同じように、
何気なく流れてくるメロディの欠片から、
思い出される「本や装丁」、
「セリフ」、「風景」など、
自然と立ち上がる情景を大切にしたい。

 

そんなBGMになる心地よい音楽を
奏でるアーティストを主役とし、
普段の読書空間を思い浮かべながら、
演奏会の感覚を
日常に持って帰っていただく––

という
作業なのです。

 

<記憶の結びつき>

それは、メロディーだけじゃなく、
人と人が喋っている内容と
昔読んだ本がリンクしたり、
秋風や土の香り、
鳥の鳴き声から聞こえはじめた音階が、
夏の終わりに読んでいた本を
思い出したりするでしょう。

 

とある場所、風景、香り、音、ざらつき、
記憶を辿る術は、「五感」から押し出される。
たった今、ベッドの中で読んでいる本は、
何年後かに、
どんな一音、または、
どんな香りや肌触りから
思い出されるのでしょうか。

 

楽しみ楽しみ。

 


「ふるふる舎」Web

 


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