ボクの中の升毅さん ー にわつとむ

 

俳優一筋43年。実力派俳優、升毅さん

 

升さんを初めて見たのは、
ボクが20歳の頃。

 

映画「77日、晴れ」のスクリーンに
現れた升さんの姿に
唯一無二のオーラを感じたのが最初でした。

 

それから十数年後の2007年、
舞台「夢のひと」にて共演出来るなんて
想像もしていませんでした。

 

錚々たる先輩との共演に、
実力もない自分はただ背伸びをして
ついていくのに必死でした。
ボロが出ないようにとすればするほど
ボロしか出てこず散々迷惑をかけ続けた
3ヶ月でした。

 

巡業公演だったため、升さんには毎晩、
ごちそうになりいろんな話を
していただきました。
演技のこと、生き方、今でも思い出し、
指針としている言葉が限りなくあります。

 

ある日、升さん主催のパーティーで
同席したドラマの監督さんが、
こんなことを言ってました。

「自分が助監督の頃から
   可愛がってくれたから、絶対、
 監督になったら升さんに
 恩返ししたいって思いで
   やってきたんだ」

と…。
出会う全ての人に
包み込むような愛で接する升さん。

 

一方、舞台が終わり未来が拓けていくかと
思っていた2008年。
その頃から徐々に人生の歯車が
かみ合わなくなっていきました。
奥さんの癌闘病、
関係者からのパワハラ、
全てが停滞、真っ暗闇の30代。
存在している価値さえもないと
思っていました。

 

升さんとも合わせる顔がないという思いで
疎遠になっていった、そんな中でも

「ドラマ見たよ、変わらないね~」

と升さんがメッセージを下さる度に、
何か救われたような気持ちに
なったものでした。

 

そして、また10年がたった今年。
何という巡り合わせか、
ドラマで升さんが刑事部長、
ボクが部下という役回りで
共演させていただくことに
なったんです!

 

楽屋を訪ね、
恐る恐る挨拶する自分を升さんは、
全く変わらない愛で
迎え入れて下さいました。
演技への的確なアドバイスもいただき、
升さんの胸に飛び込むだけで成立した、
心踊る共演の時間でした。

 

最後に勇気を出して  

「升さんのことを “ ひらめきのタネ ” に
   書かせてもらっていいですか?」

と尋ねると、

「いいよ~。悪口は書かないでね~」

とはにかむ升さん。
底抜けの愛に満ちた笑顔に、
胸がジーンとした瞬間でした。

 

面と向かっては恥ずかしくて言えないので、
この場を借りて

ありがとうございます! 升さん。

ボクの中の升さんは
どんどん大きくなっています。
これからも背中を追い続けます。

 

升家のルーツは「clue zemi」がある
仙台にあるそうです。

 

127日放映。
TV東京系ドラマ「駐在刑事
見て下さいね。

 

 


にわつとむtwitter

 


2018年12月03日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 俳優 にわ つとむ | | No Comments » 

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