マチルダは学びたい /「マチルダ」ー 大場 綾

 

中村克子さんが取り上げていた
「ハーブ&ドロシー」。

作品の購入資金は旦那さんのハーブの収入で
まかなっていたそうだ。
一方、奥さんドロシーの収入は
二人の生活費に。
ハーブは郵便局員、
ドロシーは公立図書館の司書だっ
た。

 

図書館司書つながりで今回の映画を。
ドキュメンタリーではなくフィクション、
しかも
ファンタジーだけど。

 

タイトルは「マチルダ」。

 

映画でマチルダときたら「レオン」ですか。
そうですね。
英語圏に暮らす少女であることは
共通している。

 

「レオン」のマチルダは
冒頭で家族全員を失った。
こっちのマチルダには家族はいる。
全員がテレビの前に整列して
バラエティ番組を観ながら
チンしたTVディナーをつつくの
が正しい晩餐という家族。

 

そんな家に生まれたマチルダは、
とてつもない天才だった。
天才は本が読みたい。
勉強がしたい。
学校に行きたい。

 

勉強などアホのやることだと
考えているこの家では、まったくの異端だ。
求めるものはことごとく得られない。

 

天才かつ主体的でもある彼女は
4歳にしてついに行動に出る。
電話帳を調べ、一人で10
ブロック歩き、
本のある場所すなわち図書館へと赴く。

 

ここで出会うフェルプス夫人が
図書館司書だ。
ふんわり白髪の老婦人で、
ドロシーに似
ていなくもない。
子供用の本を読み尽くしたマチルダに
感銘を受け、貸し出し用の図書
カードを
作ってくれる。

 

彼女の登場は冒頭5分から
数分間のこのシーンのみ。
けれどとても印象に残った。
しかるべき学びを得られないマチルダに
最初に手を差し伸べた大人として。

 

自分にできるかなと思う。今はできてない。
一人でも多くの同じような子供たちに、
このような大人との出会いがあればと願う。

 

映画に学ぶではなく
子供が学ぶ映画の話になってしまった。

 

原作はロアルド・ダールの
「マチルダは小さな大天才」。
こちらも面白い。

 

大場 綾ブログ「kusamura.com」

 


2018年12月10日 | Posted in 余談Lab, 大場綾, 映画に学ぶ | | No Comments » 

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