家族のあり方、自分のあり方。 ー 中村克子

 

前回の大場 綾さんのコラムに登場していた
映画「マチルダ」。

 

“ 本が読みたい。 勉強がしたい。
 学校に行きたい”

というマチルダなのに、

“ 勉強などアホのやることだと
  考えているこの家 ”

では、やりたいことができない。

 

このことから気になったキーワードが
“ 家族 ”。
家族をテーマにした映画はたくさんある。

 

2018年公開の邦画でいえば
「万引き家族」。
みんな血がつながっていないという
特殊な家族の物語だ。

 

洋画でいえば「ギルバート・グレイプ」
を思い出す。
まだ若かりし頃のジョニー・デップと
レオナルド・ディカプリオが出演。

 

ジョニー・デップが演じる
主人公ギルバート・グレイプは、
父親が自殺したショックで
歩けないほど太ってしまった
過食症の母親と、
レオナルド・ディカプリオが演じる
知的障害のある弟、
アーニーの面倒を見ながら暮らしている。

 

やりたいこともできずに、
家族のことを優先する主人公の
閉鎖的な生活。
そこに風穴をあけるのが
ジュリエット・ルイス演じる
トレーラーで移動生活をするベッキーだ。

 

本当に自分がしたいことは何か。
自由とは何か。

 

ベッキーと交流するにつれ、
ギルバートの気持ちに変化が出てくる。

 

この物語では、家族の間でもがきながら、
自分自身の生き方を見つめ直し、
成長していく主人公の姿が描かれている。

 

内容はシリアスなのに、
物語の展開や俳優陣の演技、
映像の美しさなどから
自然体で優しい空気が流れており、
大好きな映画だ。

 

「ギルバート・グレイプ」に限らず、
家族をテーマにした映画からは、
いろんな家族の形があっていいこと、
そして自分自身のあり方も
見つめ直すような物語が多いと感じる。

 


「青と夜ノ空」Web

 


2018年12月17日 | Posted in 余談Lab, 中村克子, 映画に学ぶ | | No Comments » 

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