お呪い お祝い ー chon-muop(たけうちみずゑ)

 

先月「The Finger Players」という
シンガポールの劇団と演劇を作りました。

 

題材は『四谷怪談』。
お岩さんが登場する
歌舞伎などで有名な話です。

 

今回はその原作をもとに
シンガポールの作家によって
新しく紡がれた物語なので、
日本を舞台にシンガポール人が
英語で書いたものを日本語に翻訳する…
というややこしい状況で、
日本を題材にしているとはいえ
書いたシンガポール人独特の感性を
損なわないようにしつつ
日本語の違和感がないものに…
という翻訳の難しさに直面しました。

 

また今回出演者のほぼ全員が
お岩さんを演じるのでお祓いに行きました。
陽運寺(お岩さんを祀った寺社)と
妙行寺(お岩さんのお墓)と両方に。

 

陽運寺でのお祓いは、
お岩さんを演じる俳優の名前を
読み上げるのですが

「これだけ多くの方、
   しかも外国の人もお岩さんを演じることは
   初めてです」

と住職さんビックリ。

「よく四谷怪談を興行すると
    呪いで怪奇現象や事故があると
    言われますが、
    それは舞台の仕掛けが多く、
    照明を暗めで行うためであって
    呪いはない」

と住職さん力説。
お祓いにはかつて中村勘三郎さんも
よくいらしていたそうです。

 

連綿と語り継がれる物語の端くれに
触れることができ、
稽古中は私も呪いというより
光りのような祝いの気持ちでした。

 

呪いと祝い、字が似ているなぁ。
今回、お岩さんてたくさん書いたなぁ。

 

シンガポールとの四谷怪談は
来年、再来年と続くので
またいつか続報できたらいいなぁ。

 

皆さま良いお年を。
次回は橙さん。
新しい年は亥。
橙さんは猪にはあまり似ていないですね。

 

chon-muopのブログ『沸きあげ保温』

 


2018年12月31日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 劇団 chon-muop | | No Comments » 

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