アナログとデジタル ー ヤマグチマコト

 

「デジタル・ネイティブ」。

 

物心ついた頃から、
インターネットやパソコンに
囲まれて育ってきた世代を
そのように呼ぶそうですね。

 

また同じように
スマホやタブレットが
当たり前のように周りに存在し
それらを駆使する世代を

「ネオ・デジタル・ネイティブ」

呼んだりするそうです。

 

なんでも、紙の本のページをめくる際にも
指でスワイプしていた、などという
エピソードもあるとか無いとか……。

 

昨今音楽や書籍などは
インターネット上の
聴き放題、読み放題の定額サービスが
大分浸透してきていますし、
いずれCDや紙の本は無くなり、

全てデジタルのデータに
置き換えられる時代が来るのでは?

不安の声も耳にします。

 

ちなみに自分たちの世代は、
小学生時代はレコードとカセット、
中学生の辺りでCDが普及し、
20代半ばくらいでiTunesに触れる、という
ちょうど多感な時期に、
メディアの変革を
目の当たりにしてきました。

 

アナログとデジタル、
両方の旨味を知っている世代の一人として、
実は現在のこの状況を、
楽観的に見ていたりします。

 

結局様々なガジェットやソフトウェアは、
それを構成するプログラムに
書かれている以上のことは出来ません。

 

自分の仕事も、言ってしまえば
使用しているソフトの性能の範囲内でしか、
音を作ることができないのです。

 

ただしその音一つ一つを作るに至る、
今までの自身の経験や
記憶の中のイメージは、
決して数値化できるものではないですよね。

 

そういった不確定なアナログ的要素を、
デジタルの力を借りて表現していくこと、
それがまた作品に触れた誰かの
記憶の中で生き続ける。

 

そんなサイクルが続いていくのであれば、
アナログだのデジタルだのという境界は
より曖昧になっていくのでは
ないでしょうか。

 

 


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