柄のアイデア(2)ー 青山佳世

 

前回は私がどのように、
ある柄を描こうと思うに至るかを
お話しした。
今回は「描いてみたい」と思った柄を
実際に紙に書くところから
お話ししたい。

 

閃いたアイデアには
質の良し悪しがあるように思う。

 

すごく具体的に想像できている時もあれば
色形を詳細に想像せず、
雰囲気だけ想像しているような時もある。

 

具体的に想像できているアイデアの場合、
そのまま本番の画用紙に
描き始めることができる。

そういう柄は割と
すんなり完成することが多いが、

必ずしも良い柄ができるとは限らない。
完成した後で愛情が持てずに
忘れ去られるものもある。

 

最初のアイデアがあまり鮮明でない時は、
適当な紙にまずは描いてみる。
この時、

「あれ、ここはどういう風に
   描こうと思っていたんだっけ」

手が動かなくなってしまう時もあれば

「おっ」

と思うような新鮮な柄に辿り着く時もある。
どうしても良い柄にならない場合には、
この段階でアイデアごとボツにしてしまう。

 

新たな柄が完成し、しばらくすると

「こんな柄を描いてみたい」

と思いつく。
その繰り返しで柄を生み出している。

 

こんなに自分本位な作り方で
良いのだろうかと思いつつも

あれこれ考えず、
やっぱり純粋に描くことを楽しみたい。

そうしてできた柄を通して、
その楽しさが伝わればすごくいいと思う。

 

今回で私のコラムは最終回になりました。
一年半お付き合いいただき、
本当にありがとうございました。

またどこかで
皆さんにお会いできますように!

 


「KAYO AOYAMA」Web

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です