はじめまして ー 真子みほ

 

はじめまして。真子です。
美術館で学芸員をしています。

 

突然ですがみなさん、
美術館ってどんな場所でしょう。

作品を観るところ、

と答える方が多いかもしれません。
大正解です。

 

けれども美術館は
「作品が飾ってある場所」
だけではありません。
作品を収集し、保管し、研究し、展示する。
この4つの柱が美術館を形作っています。

 

特にどのような作品を収集するのか
(時代、地域、ジャンル)で
その館の個性と役割が生まれるのです。
そして各館にはその館に合った
専門性を持つ学芸員います。

 

学芸員のほとんどは美術の歴史を学び、
専門を定め研究者として仕事をしています。
例えば当館には、日本近世、日本近代、
フランス近代の専門がいます。

 

私は戦後の作家も担当しますが、
教育普及といって学校との連携や
様々な講座などを
企画する立場でもあります。

 

私ももともとは美術史を学んで
学芸員になりたいと大学に入ったのです。
しかしなぜか「図学」というジャンルで
論文を書き、卒業しました。

 

図学は美術業界でも
ほぼ伝わらないマイナー領域で、
簡単に言うと数学の図形問題のような線を
作品に当てはめ分析する方法です。

 

そして描かれている場所が
どんな空間なのか、
どんな効果を生み出すのか、
時代背景に結びつくのかなどなどを
まとめていきます。

 

修論のテーマが地図だった私が
いま学芸員として働いているのは
運が良いとしか思えませんが、
でも図学を選んだことは
私の個人的感覚と
仕事とを
うまく結びつける
きっかけだったのかなと
思うこともあります。

 

このあたりのことから
いろいろお話しできたらと思います。

 

 


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