コーヒーの記憶 ー 青羊(けもの)

 

アアルトコーヒーさんのコーヒー豆を
電動ミルで挽いて淹れる。
お湯を落とした時の膨らみが
美味しさを予感させている。

 

いつも思い出すけど、誰かにこの事を
話したことがあっただろうか?

 

それは母に挽いてと渡された
手挽きコーヒーミル。
そしていい香りだな、という記憶。

 

小学生だった私には
ブラックコーヒーはキツかった。
甘いコーヒー牛乳なら飲めたし好きだった。
主にそれはグリコのカフェオーレか、
給食で牛乳にミルメークを
混ぜたものだったりした。

 

さっき、なんとなく気づいた。
コーヒーは、私にとって
母親を象徴するものかもしれない、と。

 

母は英語の教師だったから、
アメリカの習慣に影響を受けて、
コーヒーを1日に何杯も
飲んでいたのではないか、
と勝手に推測する。

 

中学の時の家族旅行。
ウィーンからドイツの
小さな町へ向かう電車の中、
アメリカ人がコーヒーが有料であることに
驚いていた、ことも思い出される。
その時、アメリカの飲食店では
コーヒーがタダだったようだった。

 

コーヒーは自分で淹れるのが一番いい。
やる気スイッチをONにもOFFにもできる。
お湯を注ぎながら、
ほんの少しだけ、ぼうっとする。
あるいは集中する。
まるで瞑想みたいだなと思う。

 

ブラックコーヒーが
飲めるようになったのは、

二十歳ぐらいで、
下北沢の喫茶店で飲んだコーヒーを
美味しいと思ったのが
きっかけだった、確か。


 

一人暮らしを始めて、
いろんな味覚が変わっていった。
それでも、小さい頃に挽いた豆の
いい匂いの記憶は、
ふとした瞬間に蘇ってきて、
なんとも甘い気持ちになる。

 

ここからはお知らせです。
けものの曲「めたもるセブン」が
映画「ナイトクルージング」の
エンディングテーマになりました。
自分の曲が映画館で流れるのって
嬉しい気持ちです。

 

 

「けもの」Web

 


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