3.20の檜垣さんへ
3.20の檜垣さんのコラムについて。
中高生の皆さんにとって
「英語力がある」というのは、
「ルール通り訳せている」ことで。
でも檜垣さんが勝負している翻訳の世界は、
きっとこれとは違うのだと思います。
もちろん、中高で習う英語のルールは
根底にあることは間違いないにせよ、
ルールを完璧に! という戦いではなく、
それを超越した、なにか
芸術的なものであろうと思います。
人が操る言語なのだから、
多様性があって然るべし!
とは思うのですが、残念ながら
受験英語ではそれが通用せず。
The cake made by Kumi was delicious .
クミが作ったケーキはおいしかった!
クミが作ったケーキはおいしかった!
と書いてきた生徒に、
私は泣く泣くバツをつけます。
私は泣く泣くバツをつけます。
「おい!どこが間違ってるんだ!」
と胸ぐらを掴まんばかりの皆さんに、
答えは…
「クミによって作られたケーキはおいしかった」
です…
と蚊の鳴くような声で答える私。
どう考えても、
前者の方が気持ちいいのですが、
「byのところを
ちゃんと訳してもらわないと
ちゃんと訳してもらわないと
減点になるもんで…」
「ちゃんとってなんだよ!」
うーん。DAYONE。
まぁ、受験英語ということで
割り切っていただくほかないのですが、
「翻訳」ってアプローチからも
英語を学べる機会があるといいですね。
最近は高校の予備校化傾向が強まり
そういう時間が全くなくなっていることが
ちょっと気がかりであります。
それにしても!
「世界最高峰の知性」の言葉を
翻訳している檜垣さん。
なんだかこれ、
とんでもないことではないですか !?

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