8年目 ー 増田拓史

 

2019年3月11日をもって、
あれから8年が経ち、
僕が石巻に越してからも7年が経ちました。

 

僕自身は日常的に震災について語ることは
少ないのですが、今年は街の雰囲気が
これまでといよいよ違ってきたなと思い、
ここに書きとめようと思います。

 

街中の知人たちとも話していたのが、
今年はマスメディアが少なくなったこと。

 

これまでは、
2月頃から多くのメディア関係者が訪れ
取材活動している様子が
見受けられていました。
良い意味で特別な扱いを
されなくなってきたのかなと感じました。

 

その一方では、
一方的にストーリーを作り上げて
誘導的に取材するメディアも散見され、
今までは復興の一助を担うためにと
取材を受け入れ続けてきた地元企業も、
そういった取材方法に異論を唱えるなど、
やっと本音が言える環境にも
なってきたなとも感じたのです。

 

また、街中の復興事業も間も無く
大詰めの段階が近づいてきているようにも
伺えます。
街中を流れる北上川両岸の仮設護岸も
防潮堤として整備が進み、
船着き場も新設され、
いまは橋の掛け直しが行われています。

 


地盤沈下により、大潮や豪雨が重なると
度々冠水していた街中も、
地盤の再隆起や排水設備の新設により、
悪天候でも安心して
生活できるようになりました。


いろいろな意味で、いろいろな物事が、
震災前とも震災後ともまたすこし違った
日常を迎えようとしています。

 

あともう少しの間、
住民として、作家として、
この変化を見守りたいと思います。

 

 


2019年04月09日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 美術家 増田 拓史 | | No Comments » 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です