相方 ー にわつとむ

 

昔、お笑いコンビを
組んでいたことがあった。

 

俳優になりたくて、
売れっ子俳優の付き人から始まった
芸能生活だったが、
3年の付き人生活の終盤に
マネージャーになることを
事務所より打診されたことを機に、
方向転換を決意。
お笑いの道に進みました。

 

ピンでの活動の後、コンビを組んだのです。
相方は、人気芸人の登竜門、
「今宮えびすお笑いコンクール」にて
奨励賞受賞。
才能あふれる面白い奴でした。
吉本興業をやめて
神戸から東京に出てきたところの彼と
ちょうど知り合ったのです。

 

知り合ってからというもの、毎日のように、
相方からお笑いのノウハウや、手法の勉強、
世の中に落ちてる面白いこと探し続ける、
ネタを書き続ける、
遅れを取り戻すかのごとく必死で
お笑いに取り組みました。

 

作品がなければ
出番も回ってこない俳優活動より、
お笑いライブに出て、
笑いの数という反応で評価が見える
芸人活動にやりがいを感じていました。

 

芸能事務所関係者の前でネタをみせ、
有望なら所属がかなう ” ネタみせ ” にて
評価いただき大手事務所にも所属。
順調にコンビ活動が
続いていると思えた矢先、
映画のオーディションに合格して、
準主演で映画に
出演することになったのです。

 

「いちばん美しい夏」
監督はジョン・ウィリアムズ。
ジョン監督の初監督作品でした。
全編愛知県のロケ、3ヶ月の撮影期間、
コンビでの活動は出来ず。
すれ違いの日々。
男女関係の如く
亀裂が徐々に入っていきました。

 

すれ違うまま1年過ぎた年明け、
お笑いライブ終了後、
渋谷のラーメン屋でラーメンを
すすっていた時、鼻水がダラダラ、
ラーメンの汁に垂れている彼を見て

「どんだけしょっぱさせんねん!」

と渾身のツッコミを入れたはずが無反応。
もう一度彼を見てみると、
彼は泣いてました。

「俺、田舎に帰るわ。
   お前、俳優やりたいんやろ」

 

この時からかなりの時を経て、
421日神戸にて
主演映画「審判」公開初日。
相方が見に来てくれました。

 

 

兵庫県警の敏腕刑事で
2児のパパとなった彼。

「今でもあのまま続けていれば
   どうなっただろう?と考える。
   悔いがないと言ったら嘘になる。
   だからこそ刑事の仕事に
   悔いは残したくない」

 

ボクの夢、
相方にとっても果たせなかった夢。
叶えたい!

 

 


にわつとむtwitter

 


2019年04月29日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 俳優 にわ つとむ | | 2 Comments » 

コメント2件

  • 品川徹 より:

    品川です。蜷川幸雄演出の何作品でしたか?私も蜷川作品には7本ほど出させてもらいました。😃

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  • ユミ より:

    泣ける話を令和初日からありがとうございます。相方さんのためにも絶対夢叶えて頑張って下さい(╹◡╹)♡

  • 品川徹 より:

    品川です。蜷川幸雄演出の何作品でしたか?私も蜷川作品には7本ほど出させてもらいました。😃

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