小さな農 ー 赤木美名子


我が家は自分が食べるお米+αを
育てるという小さな農。

 

家族3人での田植えを終え
秋に豊かな収穫を迎えられるようにと
祈るような気持ちと
共に過ごす暮らしが始まった。

 

さっそく幼苗を踏みつけながら
おたまじゃくしを食べるサギを
奇声で追い払う仕事中。

サギの足跡


どんな山奥でも民家があると田んぼがある。

農家になってからはどこへ行っても
田んぼが気になるようになった。

 

日本は稲作のおかげで
日本中に水路が張り巡らされていて、
小さなダムの役割を果たしている。
田んぼがあるということは稲が育つだけの
水をひくことができるということを
教えてくれる。

 

山間部での稲作では作業途中で
先人の知恵や工夫を
自ら感じることが多いと思う。
例えば山間部の稲作で大切な
水管理の場面でサイフォンの原理。

 

教えられたことを
知識として得ることもできるけれど、
自分が感じることで稲作が
ダイナミックに見えてくる。

失敗や無駄遣いも多く、遠回りだけれど。

 

生まれ育った場所でないのに
稲作をとおして
この田を守りたいという思いが

自然に沸いているから不思議である。
本能みたいなものなのだろうか。

 

小さな農が日本の稲作の真髄。
稲作の原点回帰が
これからの姿だとぼんやり思っている。

畑も耕し始めた。
もんぺ製作所をはじめたから
夏野菜は小規模でと
村のみんなに宣言しておきながら
ついつい種を撒きすぎた。

 

今年は農をとおして何を学べるだろう。

 

わかっていることは
ヒエ取りを怠った田から
罰を受けるということ。
1か月後は田の草取りで泣いているはず。

 

丁寧な作業の積み重ね、
それに尽きる。

 


「lineaとむすひ」web

 


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