能登へ行ってきた ー いたしおり

 

 

子どもが産まれるまであと少し。

今のうちにやれることはやっておこう、

と夫婦で話し合い
そのなかのひとつとして
旅へ出ることにした。

 

場所は石川。
兼ねてから行って見たかった北陸。
新幹線が開通したので、
埼玉からも行きやすくなった。

 

初めての場所はいつでも面白い。
景色や食べ物や、言葉や文化、
同じ日本でもこんなに違うのだ。

 

金沢に一泊、2日目は夫の親戚を訪ねる為
能登を北上して輪島へ行った。

 

親戚のおばさんがひとり暮らすその町は、
初夏の陽射しに照らされて
ただただ静かだった。人が居ない。
植物や動物の気配のほうが強かった。

 

おばさんはわたしたちを
くしゃくしゃの笑顔で出迎えてくれた。
母屋のすぐ裏にある畑へ着くと、
ホイホイとさやえんどうを捥いでくれる。
差し出した両手は
みるみるうちにいっぱいになった。

 

両手にあふれるえんどうに顔をうずめて

「いい匂いがしますね」

と感想を言ったら、

「帰ったら食べやし」

と言ってくれた。

 

 

わたしたちの住む関東とは違って、
畑の土は白く砂っぽい。
海の近い、さびしくのどかな集落だった。

 

息子さん家族の暮らす金沢までは
車で2時間弱だそうだ。

「次まで、あと10日ほどだ」

息子さんに会える日を
おばさんはカレンダーに印をつけて
楽しみにしている。

 

家に帰って食べたさやえんどうは甘く、
美味しかった。
次は子を連れて会いに行きたいと思う。

 


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