あんなにもお菓子を焼いていたのは ー yuri

 

ある日突然、
お店を開くことになりました。
7年前のことです。

 

当初、お店をやるなどと
考えてもいなかったので、

なんのお店をしたらいいのか
見当もつきませんでした。
そうしてぽつぽつとはじめたのが
喫茶店でした。

 

最初はごはんもたくさん作っていたりして、
他にも写真展や雑貨の販売、ライブなど、
どうしたらいいかわからないからこそ
たくさん企画していたのですが、

自分が得意な焼菓子に、
何年もかけて落ち着いていきました。

 

 

思い起こせば
はじめてお菓子を焼いたのは8歳の頃。

あまり上手に時間を過ごせなかった
子供時代に、

唯一没頭できたのがお菓子作りでした。

 

両親が買い与えてくれたお菓子作りの本を、
ぼろぼろになるまで作り込み、
小学校を卒業する頃までには
ほとんどのレシピが
頭に叩き込まれていた気がします。

 

それからは
日々の暮らしに追われて作る頻度は
減ってしまったけれど、

友達のお誕生日にケーキを焼いたり、
何かのお礼に
ちょっとクッキーを焼いて渡したり。
私の人生の中には、
学生の頃も、大人になってからもずっと、
『お菓子を作る』という
時間そのものがありました。

 

結局、
私は焼菓子屋になったわけなんですが、
今やっていることが何になるか、
何年も、何十年も経ってから、
やっとわかることって、
ほんとうにあるんだなあ

と、あらためて今、思う毎日です。

 

好きなことも、苦手なことも、
教えられたことも、
自ら進んで学んだことも。

全部、ぜんぶ、いつか未来で、
この手でその『意味』を回収する。

 

ここでは、
焼いているお菓子のことや、
お店を経営していく中で発見したこと、
その中で私の思う『大切なこと』の
欠片のようなものたちを、
拾い集めるように
書いてみたいと思っています。

「CAFE & BAKE momomo」web


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