旅先の楽しみ ー 真子みほ


ひとり旅に出るのが好きです。

 

国内外ともに初めての街に行くと
必ずその土地の博物館美術館を訪れます。
仕事の参考にという面もあるのですが、
その街のことをざっくりと知る
便利な方法でもあるのです。

 

資料の内容から
歴史を知るということはもちろん、
館の在り方がその街の歴史や現在の姿勢を
見せてくれます。

 

例えば2か月前、
室町時代の遺産がある県庁所在地なのに
街中を歩いていても
どうも古くからの街という気がしない、
博物館は幕末明治以降のコーナーばかり
手厚い、という街に行きました。

 

県庁(明治時代からこの場所)や
美術館博物館図書館は駅や
住宅地からは離れた山の方で、
県庁以外の公共施設の建物は
40年前くらいにできた雰囲気。

 

よくよく資料を見ると
江戸時代の藩主は別の街におり、
幕末になってここへ移ってきたことを
知りました。


どこか街のポイントが掴みにくいのは
中心地としては
新参者だからかなと考えたり、
図書館に併設された文書館が
日本初の公文書館であるということや、
博物館美術館が全国的に見ても
早い時期にできていることに
明治以降の政治力を感じたり。

 

歩いて把握した街の地図に
いろんな要素が立ち上がり、
その街のイメージが作られていきます。
これが楽しい。

 

休みが取れそうな時にすぐ決める、
宿は安くて清潔ならば良し、
本州なら行きは夜行バス、
食べ物とお酒は
美味しいところを全力で探す、
街中は極力徒歩移動。
当面の目標は全都道府県制覇です。
あと7県。

 

ひとりで行くと書きましたが、
だいたいこんな旅行なので
誰も誘えないだけなんですけどね…。

 

 


2019年08月06日 | Posted in ひらめきのタネ, 美術館学芸員 真子 みほ | | No Comments » 

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