9.15のヤマグチさんへ
わたくしもテープ世代。
CDもあったけれど、
それは再生オンリーで、
録音するとなるとテープでした。
テープでしか出ていない音源も
たくさんあったりして。
「擦り切れるまで聞く」
なんていうと、若い人たちにとっては
なんのこっちゃだと思いますが、
テープは聞くごとに劣化していくので、
そう気軽に再生できないわけです。
その特性を逆手にとって、
本気度を表現するために
使う言葉がコレ。
デジタルでは何回聴こうが
常にベストのクオリティです。
これは大変便利なこと。
しかしテープと違って、
自分がどれだけ聴いたかを
直感的に把握できない、
達成感を感じられない、
などということでもあったり。
だからアナログに戻るべき!
なんてことを言う気は
さらさらありませんが、
「便利さ」と「手ごたえ」は
相反する場合が多いように感じます。
ぼろぼろの参考書が
一種の精神安定剤であるように、
ぜひ英単語なんかもテープに吹き込んで
擦り切れるまで聴いてみるのも
いい作戦かもしれません。

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