レールに乗らないという選択肢 ー 檜垣裕美

電車好きの息子といっしょに今年7月に行った
東京メトロのお台場の車両基地にて

 

これから自分の将来のことを
決めていく若い人もこのコラムを
読んでくださっているかもしれないので
今回はそんな若い人たちに
お伝えしたいことを書こうと思う。

 

こちらのコラムを書かれている方たちは
自分で道を切り開いてきた
人たちばかりだと思うので
これからわたしが書くことは
何をいまさらと思われるかもしれない。

 

日本では新卒一斉採用が一般的だが、
実はわたしは就職活動というものを
したことがない。

 

2年の留学生活を経て
帰国してしばらくして、
縁があって翻訳の仕事をするようになった。
その後は決して平坦な道のりではなかった。
それでも翻訳をメインでしたり、
翻訳の周辺業務をメインでしたり、
かたちを変えて翻訳に関わってきた。

 

精神的にも体力的にも金銭的にも
きつい時期が何度もあったが、
壁にぶち当たるたびに打開策を考えて
対処してきた。
今でも自分の目標までは程遠いが、
それでも少しずつ自分の目指すところに
近づいていけるように努力を続けている。

 

企業の説明会でずらーっと並ぶ
黒いスーツを着た学生たち。
今はその時期ではないが、
就職活動の時期に
毎年ニュースで見かける光景だ。

 

競争は激しいかもしれないが、
あらかじめ用意された手順に沿って
マニュアルどおりに進めていく。
何もそれが悪いというのではない。
よく考えた結果の選択なら
それでいいと思う。

 

でもみんなが同じでなくても
いいのになと思ってしまう。
確かにみんなと同じことをするのは
安心かもしれないし、
みんなと違うことをするのは
勇気がいるかもしれない。

 

みんながそうするからではなくて、
自分が選んだ道を勇気をもって
進んでいく人が増えていくといいなと
思っている。

 

自分の進んでいく道の選択肢って
思っているよりたくさんあると思う。
目指すところに向かって真っすぐ
突き進むこともできるかもしれないけど、
回り道をすることも決して
無駄なことではないと思う。
それが経験として
積み重なっていくのだから。

 


檜垣裕美Instagram

 


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