土地と暮らす ー はしもとみお

 

我が家の庭は広い。
といってもはるか郊外の田舎なので、
東京の駐車場代よりももしかすると
お値打ちに広大な土地を
貸してもらっている。

 

土地やお金も同じように、
多く持っているから自分の好きに
めちゃくちゃに使っていいという
ものではなく、管理者であるに過ぎない。
財産や土地は、持つとそれは、
試されている、と感じるべきだ。

 

私は私なりに、自然と向き合いながら、
里山の暮らしを続けられるよう
庭を管理している。

 

夏は朝5時には起きて、
草刈りをひたすらする。
庭は、宇宙と
つながっているような気分になる。

 

初夏から9月には抜いても抜いても
追いつかない膨大な命が土から芽生えて、
どの子(雑草)も、
小さい時はほんとうにかわいい。
小さい時からそれぞれの個性を
しっかりと発揮していて、
根付くと人の力ではなかなか抜けない。
命のしぶとさと無限さを感じて、
夏の草取りは毎朝一時間、
最高のインプットの時間になっている。

 

私はどこへ行ったりきたりしても、
この土地に帰ってきたいという思いがある。
里山に移住して6年目が終わり、
もうすっかり土地に根を張った
いっぱしの樹になっていて、
もうすぐ実もなるかもしれない。
もう冬の淋しい寒さにも負けないし、
夏の激しい暑さにもなんとかやっていける。

 

植物たちも、
地植えするとしぶとく生きてくれる。
こっちが水をあげるのを忘れても、
周りの草を抜いてあげるのを忘れても、
自分自身で自立して生きていってくれる。
自分が生涯、命をあずけられる
土地を見つけた生き物はつよくてしぶとい。

 

仕事も土地も、
自分の生きる場所を見つけるって、
こんなにも大きな事なんだと感じる。

 

この土地で、たくさんの恵みとなるような
大きな樹になりたい。
花になりたい、
草になりたい人たちもいるだろう。

 

そうやって近所の仲間たちと
すてきな土地を創れたら、
幸せな事だなと思う、そんな今日このごろ。

 


「はしもとみおホームページ」

 


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