クリスマスの前と後 ー 浅野理生
ハロウィンを過ぎると、
街の装いは早くもクリスマス。
誰かへのプレゼントを選んだり、
華やかで楽しい季節の到来です。
さて、今年はどんなクリスマスに
いたしましょう。
クリスマスにちなんだ美しい絵本は
世界中にたくさんありますが、
今回はちょっと問題定義を。
前回と同じく言葉のない絵本です。
ピーター=スピアの
「クリスマスだいすき」。
クリスマスまであと数日。
プレゼントを求め、
買い物をする人々で賑わう街は
色とりどりにきらきらと輝いています。
当日はパーティーを楽しみ、
プレゼントを開けて、
美味しいお料理を食べて…と
楽しい時間はあっという間に
過ぎていきました。
物語はその後も続きます。
いいえ、その後が肝心だよ、
と言われているようです。
12月25日を過ぎた街には、
サンタクロースのおもちゃはゴミ箱へ…。
クリスマス用品はセールへ。
たった一日過ぎただけなのに、
楽しかったクリスマスは
もう時代遅れのような扱いです。
この絵本を眺めながら、
クリスマスの在り方について
考えさせられました。
さて、今年はどんなクリスマスを
過ごしましょうか。
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