わたしは見たくないことを見ようとしない ー 田本あゆみ

 

ゲラ(校正用の試し刷りのこと)の
納品前には校正結果を見直すのですが、
それに多くの時間がかかることがあります。

 

エンピツ出しに一貫性があるか、とか。
相手に誤解なく伝わるか、とか。
書き損じてないか、とか。

 

1、2度読んであれこれ書き込んだけど、
再読してみると「あっ ! 
」となって
慌ててエンピツを消すことが
しょっちゅうなので
消しカスが大量生産されます。

 

見直すときのコツは急がないことと、
物理的に目をゲラから離してやることです。
絵を描くときには遠くから薄目で眺めて
バランスをみますがそんな感じです。

 

とくにダブルチェックができない
ひとり仕事のときは苦労します。

 

書いたものや作ったものの校正を
本人がやるのは難しいといわれています。
感情や思い込みが邪魔をするからです。

 

まさにこの書き込みも、
夫からのナイスなダメ出しがあったので
大幅に書き直しました。

 

満足感とともにいい出来だ~と
思っているものでも、
ほかのひとが冷静な目でみると
不自然だったり説明不足だったり
いやらしかったりが発覚します。

 

誰かに聞いたのか何かで読んだのか、
インテリジェントなひととはズバリ!

「自分のことを知ってる人」、

だそうです。
客観的に把握できるひと。

 

ひとには厳しい指摘はできるけど、
だいたい自分に対しては
ジャッジが甘くなっちゃいませんか?

 

先日、フォトグラファーの友人に
記念写真を撮ってもらいました。
額装されて数日後に届いたその写真には、
太った女の人が写っていて
「えっ !?」となりました。

 

 


2019年11月21日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 校正者 田本 あゆみ | | No Comments » 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です