本当にサンタクロース?/「三十四丁目の奇跡」ー 中村克子

 

前回の「エセルとアーネスト」。
映画のオフィシャルサイトを見たら、
ハートウォーミングな雰囲気の絵が
掲載されていた。

 

大場 綾さんの感想とは真逆なイメージ!
映画は観てみないとわからない…(笑)。
今年から来年にかけて、
まだ映画館で公開されるようなので
チャンスがあれば観てみたい。

 

原作のレイモンド・ブリッグスといえば、
私の中で思い浮かぶのは
「さむがりやのサンタ」。

 

子どもの頃から、
クリスマスの絵本の中でダントツ1位だ。
一年で一番忙しいクリスマスに、
愚痴を言いながらも
子どもたちのプレゼントを運ぶ
サンタクロースの一日を描いた物語。

 

という訳で、今回取り上げるのは
サンタクロースが登場する
アメリカ映画「三十四丁目の奇跡」
(1947年製作)。

 

この映画は、何回かリメイクされている。
タイトルに
「奇跡」がついているくらいだから、
最後には奇跡が起こる!? ことになる。

 

クリスマスシーズンを迎えたニューヨーク。
自称サンタクロースという老人、
クリスが主人公だ。
こう聞くとうさん臭い気もするが、
立派なひげをたくわえた風貌といい、
立ち振る舞いといい
サンタクロースそのもの。

 

デパート「メイシーズ」の
人事担当であるドリスは、
偶然出会ったクリスを
クリスマスパレードの
サンタクロース役として抜擢。
その後、クリスはデパートの
クリスマス商戦でも採用され、
たちまち大人気となる。

 

ちなみにドリスには8歳になる
娘スーザンがいるが、
教育方針がとても現実的。
サンタクロースはいないと教えている。

 

そのため、スーザンは
他の子どもよりも冷めた考えの持ち主。
そんな彼女もクリスのことが
次第に大好きになり、
本当のサンタクロースかもと思い始める。

 

大人たちの間では、
自分がサンタクロースだと言い張る
クリスをめぐって騒動が起こる。
妄想癖があるのではないかと疑われて
精神病院に連れて行かれたり、
さらには、
本当にサンタクロースかどうかの
裁判に発展していく。
この騒動には大人たちの
利害関係が見え隠れして、
苦笑いしてしまうほどだ。

 

結局のところ、
クリスが本当にサンタクロースかどうかは
それほど重要ではないと思う。

 

クリスと交流することで、
ドリスやスーザンをはじめとした
多くの人たちは、
人を信じることの大切さに気づいていく。

 

みんなの幸せを願う
クリスマスの定番といえる
「三十四丁目の奇跡」。
たまにはこういう映画もいいなと思う。

 


「青と夜ノ空」Web

 


2019年11月28日 | Posted in 中村克子, 映画に学ぶ, 未分類 | | No Comments » 

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