怖かった話 ー 渡邉知樹
今回はヒッチハイクをしていて
怖かったエピソードをお話しします。
滋賀から大阪に向かう途中、
ヒッチハイクをしていたら
軽トラックが止まってくれました。
60代くらいの男性の方。
一通り挨拶や自己紹介を終えた時に、
まだ自分がシートベルトを
していなかったことに気付きました。
あわててシートベルトをしようとしたら
「あ、ベルトしなくていいよ、
これ窃盗車だから、
警察来たらどうせ逃げるから」
と言われました。
あまりに衝撃だったのですが平静を装い
「えーまじっすか!
これ窃盗車なんすか!すげぇ!」
とかなんとか言って、
でも頭はパニック状態。
話を聞くと
元々はヤクザの方だったそうですが、
色々問題を犯して組みを追い出され、
今は日本中の友人のところを巡っては
お金を借りて
どうにか生活しているとのこと。
(知らない方から車も借りて。笑 )
人柄は穏やかで、悪人! という感じでは
なかったのですが、道中
「あーあいつ金持ってそうだから
ちょっと行って来ようかな」
とか、
「この車でATMに突っ込んだら
お金取れるかな」
とか言い出すので、さすがに
このまま一緒にいるのはまずいと思い、
赤信号で止まった隙に
「ここで降ります!
ありがとうございました!」
と言って逃げるように車を降りました。
せっかく乗せてくれたのに、
申し訳なかったと今でも思っていますが、
実際とても怖かったです。
なにかあってからでは遅いですからね。
ヒッチハイクをすると、
こういう出会いもあります。
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