絵本の翻訳を学ぶ ー 檜垣裕美

今年の講座で訳した絵本

 

絵本の翻訳と聞くと…
みなさんどんなイメージがあるだろうか。

大人向けの本より
英語が易しいから簡単そう?

 

いやいや、そう思っていると、
きっと痛い目に遭ってしまうだろう。

気を付けないといけないことが
山ほどあるのだ。

個人的には翻訳のなかでも絵本の翻訳は
最も難しい(けれど楽しい)ものの
ひとつではないかと思っている。

 

だいぶ前にも文芸翻訳の勉強をしていたが、
自分の至らなさを感じて
しばらく勉強を中断していた。

 

自分なりに思うところがあって
昨年の夏頃から翻訳コンテストに
応募するようになったのだが、
その一つが絵本の翻訳コンテストだった。

 

そのコンテストの課題に
取り組むのに苦戦し、
やっぱりちゃんと勉強しないと
いけないなと感じ、今年の1月から
月に1回カルチャーセンターに通って
絵本の翻訳の勉強をするようになった。

 

講座では毎回学ぶことがたくさんあるが、
そのなかでも特に印象に残っているのは

「絵本の翻訳をするときに大事なのは、
    辞書に書いてあることばから
    どれだけ離れられるかということだ」

という講師の方のことばだ。

 

英和辞典に書かれている日本語は
数多くある訳語の一例に過ぎないので
英英辞典を引くのが良いという。

学生のみなさんは英語を勉強するときに
先生から

「英英辞典を使ようにしなさい」

とよく言われているかと思うが、
こういうところでもその経験が
生きてくるだろう。

 

英語で言っていることを
日本語で言うとするとどういうか。
絵本の翻訳のクラスに通っていると、
同じ原文でもこんなにも訳文が違うのかー
というくらい十人十色なのに
感心してしまう。

 

絵本の翻訳の本質的なことは
おそらくどの言語でも
共通していると思うので、
いま学んでいることは
今後ビルマ語の絵本を翻訳するなんてことが
あったときにも
生きてくるのではないかと思っている。

 

それでは、みなさん良いお年をお過ごしください。

 


檜垣裕美Instagram


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