MMCA Goyangでの滞在制作 ー 増田拓史

 

前号からの続きとなります。

 

MMCA Goyangはソウルの北西に位置する
高陽市にある国立現代美術館の
滞在制作施設。

 

公募によって選出された韓国籍の美術家と
MMCAと交換プログラムを締結している
国々からの美術家が日々滞在しながら
制作しています。

 

さてここでの僕の制作内容についてです。
テーマにしたのは朝鮮戦争以降に
韓国で爆発的に増加した
国際養子縁組についてのリサーチ。

 

この国際養子縁組は、
朝鮮戦争終結後の米兵との間の子や
遺児などの救済として、
主にアメリカに養子として
送り出されるものでした。
その数は現在までに
およそ20万人を超えると言われています。

 

しかしそれから数十年、
状況は変わってきます。

 

戦災復興が終えた後も、
出来上がった国際養子縁組の仕組みを使って
” 望まない ” 子を養子に送り出す仕組みに
なってしまったのです。

 

一方では子供に恵まれない為に
養子を求めている事実はあるので
この仕組みが一概に悪いとも言い難い。

 

隣国である韓国で起こっている
この問題について日本人作家として
どう向き合えるのか。

 

まずは、韓国を訪れている
養子(外国籍)の方々に直接お会いして
インタビューしてみたり、
ソウルで開催された国際養子縁組の
養子たちによる国際シンポジウムに
参加してきました。

 

そこで集めた声を使って作品を仕上げ、
数年後に発表しようと思っています。

 

滞在中の制作プラン展示の様子

 

 

制作スタジオの様子

 


2019年12月31日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 美術家 増田 拓史 | | No Comments » 

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