小さい車・Miniの話し ー 石黒隆康

 

私のプロフィールに添えられた
似顔絵の背景には
古い形の「Mini」が描かれています。
17年前に、中古で買った小さい車に
ずっと乗り続けています。
(完成した住宅と一緒に
写真に納まったりもしています)

 

 

その距離は270,000Kmで、
メーターは2回転と半分を超えました。
地球一周の距離が、40,075Kmだそうで、
7周弱の距離を一緒に走っています。

 

60年前に設計されたMiniのコンセプトは、
私が目指している住宅の考え方と
似ている所があります。

・大人4人が乗れる最小限で機能的な車
≒ 家族が快適に暮らせる小さな家

・無駄な機能がないミニマルな車
≒ 装飾の無い単純な家

・60年経っても乗り継がれるデザイン
≒ 飽きずに長く住める家

 

ただ、よくよく考えると、

昔の民家はみんなそんな事を考えて
作られていたのではないか?

と思ってしまいました。

 

雨風がしのげて、日々の生活が
最低限営める素朴な暮らしを包む器。
いつからか、
車は大きく重装備になっています。
性能や安全性はもちろん
大切なことなんですけど……。

 

住宅も同じかもしれません。
数値化出来る性能や安全性が第一で、
暮らしやすさや、住んでいて
喜びを感じるようなデザインに
目が行っていないことが多い気がします。

 

今回は、時代の流れについていけない
設計者の言い訳みたいな
文章になってしまいました(笑)

 

さて、最新のエコカーに乗り継ぐことと、
燃費がそこそこの
古い車に大事に乗ることと、
どちらが地球環境に優しいんでしょうか?

 

昨年載せ替えたエンジンは
3基目になりました。
財布に優しくないことは
確かかもしれません……。

 


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