こわがらずに言ってみる ー 浅野理生
みなさん、こんにちは。
最近言いたいこと、
ちゃんと声に出して言っていますか?
嫌だとか、やめてとか、断ったり、
相手と違う意見を言うなどは、
なかなか難しいことかもしれません。
そういうわたしも
昔は思っていることを言葉にして
誰かに伝えるのはとても苦手でした。
それは違うのではないか、
と心の中では思っていても謝ったり、
気持ちと言動がちぐはぐでした。
しかし、一度恐る恐る自分の意見を
相手に伝えてみると、
なんとそれが通ったことで、
言えばわかってもらえるんだ!
と成功体験を味わったのです。
それからは自分の考えが
相手と違っていても、
臆することなく言えるようになりました。
もちろんそこには、
「みんな違って、みんないい」
という気持ちを忘れずに。
そこで今回のおすすめ絵本は
「あいうえおの き」
ちからをあわせた文字たちのお話です。
レオ=レオニさんの絵に
谷川俊太郎さんの言葉が添えられています。
葉っぱの上で風に吹かれ、
バラバラに暮らしていた文字たち。
ある日やってきた虫に
言葉を紡ぐよう叱られます。
「なにか、だいじなことを
いわなきゃだめだ」
そうしてひとつひとつ
バラバラで行動していた文字たちは
まとまった言葉を紡ぎます。
「ちきゅうにへいわを
すべてのひとに やさしさを
せんそうは もう まっぴら」
今の日本に、世界に、人類にとって、
とても大切な言葉を聞いた気がしました。
これを機に、今まで言えなかったことを
伝えてみてはいかがでしょうか。
応援しています!
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