斑のある歴史 ー 真子みほ

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか、

と聞きたくなってしまうほど
この1か月は生活の仕方に
様々変化があったのではないでしょうか。
かくいう私も
週2・3日の出勤と在宅勤務となりました。

 

さて、在宅勤務といえど
ネット環境があまり良くない職場のため、
家でできることは限られています。
そんな中一番はかどるのが
文章を書くことと年譜を作ること。
来年・再来年の担当展覧会の
作家さんの年譜だけが
妙に蓄積されています。

 

作家自身の出来事はもちろん、
私は並行して社会の出来事がわかる
年譜が好きなのですが、
今回、戦後日本における
絵本・児童書、漫画、演劇についても
わかると面白そうだなと
足を突っ込んでしまいました。
が、ある程度作成すると
難しさがわかってきました。

 

年譜作りは各ジャンル総覧するような
書籍を読むことから始めます。
しかし、さらに内容を
加えていこうとすると、
どうしても自分のよく知っている年代が
分厚くなってしまうのです。

 

漫画であれば70年代までは
ある程度歴史が定まっており、
また自分が読んでいた90年代までは
カンが働くのですが、2000年以降は
かなりポピュラーでないと思い出せない。
客観的に各年代を見ることが
できないのです。

 

もちろん総論も論者の視点で
構成されているわけですから
1冊だけでは信用できません。
「戦後児童文学の歴史」という
たいそうな名前の書物なのに、
ある一方の権力周辺の作家しか
語っていない、なんてこともあります。

 

図書館が再開されたら
また資料を漁って補強していきますが、
本当に均一な視点の歴史なんて
存在しないんだなと実感しています。

 


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