器用仕事の達人 ー したたむ(哲子)

 

したたむの陶芸担当、哲子です。

 

Nさんは私達の集落に
昔は住んでいたのだが、
街に越した後もここに通って、
元牧場だった広場や山道に
桜の木をせっせと植え続けているおじさん。

 

ここを桜の森にする計画を一人で立てて、
ただみんなに喜んで欲しくて
やっているのが
言葉の端々から伝わってくる。
木の名前や食べられる野草の在処、
Nさんオリジナルの竹を使った
獣避けの柵の作り方など、
いろいろ教えてくれる。

 

 

Aさんは森林管理のプロ。
我が家の倒れかかっていた木を、

「遊びで切ってやるよ!」

と、プロ仕様の道具持参で
手伝ってくれる強者だ。
何でもありもので作ってしまう
Aさんの家には、
廃材で作ったお孫さん用のぶらんこや
ピザ窯、炭焼き小屋まである。

 

 

どちらのおじさんも
(親しみを込めて、あえておじさんで)
人生を楽しんでいて、
何でもそこにあるもので
工夫して作ってしまう、
ブリコラージュの達人だ。

どうしてこんなに良くしてくれるの?

と思うほど、
惜しみなく手を貸してくれる。

 

いつも何かお返しを、

と思うのだけど、
何も返せるものがない。

 

もしかしたら、
何年か経って私も彼らの域に
少しだけ近づくことができたら、
直接はお返しできないけれど、
受け取ったギフトを
次の世代に惜しみなく贈ろうと思う。
その為にも、今は甘えて
いろんなことを教えてもらおう。

 

 

「したたむ」web


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