お仕事道具 ~記者ハン~ ー 田本あゆみ

 

緊急事態宣言から仕事の依頼が減り、
メダカ鉢と庭の草木の観察に
いそしむ日々です。

 

「超える」「越える」問題ですが、
塾の先生も苦労しているとは!
作文の添削のときは生徒たちから
「答え」を求められそうな、
先生にはそんな大変さがありそうです。
よりビシーッと。

 

校正者は

「仕事には厳しく、日本語には優しく」

をモットーにしています(たぶん)ので、
日本語のグレーゾーンには
おおらかです(人によるかも)。
どっちでもいい漢字は、

「どっちもよい」!

‥‥‥こんなざっくりな答えですみません。

 

一部の出版物には用字用語があり、
漢字の使い分けの書籍も
出ていることから、
同じように困ってる人が
多いことが分かります。

 

用字用語とは、
文章を書くときに使う字のことです。
この字は漢字に、これは平仮名に、
カタカナ語はこう書くとかいった
ルールです。

 

新聞や雑誌はたいてい
独自の用字用語があります。
たくさんの人が集まって作るので、
このような一定のルールができます。

 

【朝日新聞出版 『朝日新聞の用語の手引き』より一例
: ほどほど(×程々)/怖い(×恐い)/ココナツ(×ココナッツ)】

 

私は迷ったとき共同通信社の
『記者ハンドブック』
(以下、記者ハン)を見ます。

 

 

一般的な記事の書き方が載っています。
漢字表や資料も収録されており、
何よりも校正時によく使うのが
用字用語集です。
「超える」「越える」問題の半分は
ここで解決されます。
この記者ハンで解決できないものは…
手元の辞書をひきまくります。

 

なので結局辞書は数種類持つに限ります。
一発で悩みが解消できる
「正解の書」はないみたいです。

 

この記者ハンは、文化庁文化審議会の
「『異字同訓』の漢字の使い分け例」を
参考にしているそうです。
取り上げられているのは
133項目と少ないですが、
よく出くわす漢字がまとまっています。
偉い人が作ったものなので
いい資料になりそうです。
ウェブ上(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/ijidokun_140221.pdf)で全文が閲覧できます。

 

ちなみにこの書き込み、
記者ハンの用字用語で書きました!

 


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