7.14のnashinokiさんへ
7.14のnashinokiさんによる
「ひらめきのタネ」への書き込み
“ 初めて知ることー状況を含む言葉 ー ”
について。
質問をする
という行為は、
学生のみなさんにとって
けっこうハードルの高いものらしい。
ものらしい、というか
私自身も学生のとき
ほとんど質問した覚えがありません。
質問するにはある「資格」があって、
まず礼儀正しいことと、
ちゃんと知識があること。
難しい問題以外は聞いちゃいけない、
理路整然と質問しなくてはならない、
みたいな認識がありました。
そんな決まりは当然ないのですが、
そう思ってるのは
昔の私だけではなく、
今の子たちもそのようで。
塾を開設するとき、
譲れなかったことの一つに
「いつでも質問できること」
というのがありました。
勉強がうまくいかない理由の多くは、
「謎を謎のままにする」
ことだったりするので、
とにかく質問しやすい環境をつくろうと。
そうすると、
ネックになってくるのが
「礼儀ただしさ」
と
「理路整然」
それを取っ払った結果が
今のclue zemiなわけで、
いわゆる、
「雑」「乱暴」な塾。
「なんかモヤっとします」
という質問の仕方はまだマシな方で、
だいたいは
「わかんねー」
という発言。
これもまだいい方で、
最終的には彼らの「不機嫌さ」から
理解度を探る、という、ある種、
名人芸的なこともやっています。
そして講師としても、
「礼儀正しさ」で覆われた人の対応には
実は困ったりもします。
なんか壁があって、熱量が感じられず、
どこがわからないのか探るのが
難しいのです。
勉強は感情のぶつけ合い。
雑で無礼な質問こそ、
わたし達講師陣からより良いアンサーを
引き出す要素なのかもしれません。
例えるなら、孫悟空と亀仙人。
ああいう関係が理想なのではないかと。
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