商店街のお店 ー 土屋裕一
20年前に高校の教科書を
買いに行った本屋さんが
今も元気に営業しています。
高崎市のアーケード商店街にあるお店で、
天華堂書店といいます。
精肉店、八百屋、衣料品店など、
並んでいるお店は同じようでも、
大きなショッピングモールとは違う魅力が
商店街のお店にはあるような気がします。
今回は本屋さん、天華堂書店について。
その1:際立つ品揃えの個性
全国展開の本屋さんとは違い、
その店独自の仕入れをしています。
天華堂書店は、群馬県に関する本と、
岩波文庫の品揃えがすばらしく、
今では手に入りづらい本(絶版の本)も
ふつうに並んでいます。
その2:お店の人と仲良くなれる
何度も通ううちに
お店の人が顔を覚えてくれて、
お会計でちょっとした会話が
できるようになります。
本のプロにおすすめの本を聞いてみる
チャンスです。
僕は天華堂書店へ通いつめて
スタッフAさんとよく話すようになり、
Aさんが話してくださる
かつての本屋のこと、
高崎の街のことがおもしろくて、
「これは独り占めするのはもったいない」
と、数年前トークイベントを
開催しちゃいました。
これはかなりめずらしいケースですが、
商店街に行きつけのお店ができることで、
ふだんの買い物が
もっともっと楽しくなるかもしれません。
写真はトークイベントの告知用に撮影した、
僕とAさんと天華堂書店です。
コメントを残す