自分に必要なものを選ぶ /「365日のシンプルライフ」ー 中村克子

 

映画「オデッセイ」に出てくる
火星を表現した大場 綾さんの作品
新じゃがと塩を素材にしていて
ナイスなアイディア!
火星を表した新じゃがの色が絶妙!

 

主人公の科学者マークは
火星に一人、取り残されてしまう。
普通なら、
もうこれで終わりかと思うけれど…。
生きるのに厳しい限られた環境の中で
“ 知識と知恵と勇気とユーモア ”で
生き延びる。

 

「オデッセイ」とは状況が全く違うけれど、
フィンランドのドキュメンタリー映画
「365日のシンプルライフ」でも、
限られた環境の中で生活をする。
主人公の青年ペトリが
自ら進んで実験的な生活を行う。
こちらは “勇気とユーモア” がかなりある。

 

ペトリは失恋をきっかけに、
ものにあふれた自分の部屋や
生活を見直すことにする。

 

自分の持ちもの全てを倉庫に預け、
必要と思われるものを
1日1個だけ取りに行くという生活を
1年間続ける。
そして、1年間は何も買わない。

 

倉庫に荷物を預けたその日は全裸。
とりあえず、

洋服は着ていてもいいのでは !?

と思った(笑)。

 

1日目、冬の夜に倉庫まで
全裸で走っていく。
本人はとても楽しそう。
そしてコート、靴、ブランケット…と
1日1個、倉庫から取り出していく。

 

ちなみに食べ物は最初、
弟が差し入れをしてくれていた。
冷蔵が必要な食べ物は
窓の外に置いておくという工夫も!
冬だから、冷蔵庫はすぐに
必要ないということらしい。

 

自分に必要なものは何か。
人によって、
倉庫から持ち出す優先順位は違うだろう。
自分なら、冷蔵庫や洗濯機は
早めに持っていくかもしれない。

 

最初のうちは、明日は何を取り出そうかと
考える時間が楽しかったペトリ。
だんだん日にちが経っていくと、
必要なものが思い浮かばずに
倉庫に行かない日もあり、
後からまとめて
取りに行ったりするようになる。

 

時にはうまくいかないこともあるが、
ペトリは友人や家族に助けてもらいながら
実験的な生活を続けていく。

 

良き相談相手であるおばあちゃんからは

「ものの多さでは幸福は図れない。
人生には別の何かが必要」

と言われる。
次第に、ペトリは人生に大切なものは
何かを考えていくようになる。

 

このコラムを書いていて、
自分の部屋を見渡してみて
ちょっとドキッとした。

 

最近、引っ越しをして、
ものと向き合うチャンスがあったが
結局、そのまま置いてある
という状態だ(笑)。
ペトリを見習った方がいいなと
ちょっと反省。

 

“ミニマリスト” などの言葉をよく聞くが、
その基本的な考えは
ものを処分するというより、
自分に必要なものを選んでいく
ということだと感じる。

 

 

http://www.aotoyorunosora.com


2020年08月27日 | Posted in 余談Lab, clue topics, 映画に学ぶ, 中村克子 | | No Comments » 

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