コーヒー牛乳 ー したたむ(夏樹)

 

なぜこの無駄な行為に
誰も声をあげないのだ?

と、利用する度に思うことがある。
100円リターン式ロッカーだ。

 

家の近所にある温泉施設に
そのタイプのロッカーがある。
その温泉施設は、
琥珀色の自家源泉と白濁した硫黄泉の
入り比べができる広い露天風呂が評判で
遅い時間まで営業しているため
我が家は利用することが多い。

 

がしかし、
その100円リターン式のロッカーが
入り口の靴を入れるロッカーと
脱衣所のロッカーの2ヶ所にある。
ロッカー利用料は無料なのに、
100円玉を2枚も用意しないと
いけないのだ。

 

脱衣所で、全て服を脱ぎ、素っ裸。
ロッカーの鍵を閉め、いざ風呂へ!

というタイミングで、100円玉が
ズボンのポッケに入れた財布の中だ
ということを思い出し、
脱いだ服を取り出しズボンのポッケを探し、
財布を取り出し100円玉を取り出し、
財布をしまいズボンを入れ服をしまい、
ようやく鍵をかける
なんてことは珍しくない。

 

無料でありがたいのだが、
100円玉を取り出すのが面倒で、
特に100円玉を持ってなかったときが
厄介だというのは言わずもがな。
読者の皆様もご経験があることだろう。

 

こんなに面倒なものを
お店側はなぜ使うのか調べてみると、
マナーの悪いお客対策と
心理的なマーケティング戦略だとか。

 

……マーケティング戦略 !?

 

なるほど、思い返してみると
毎度リターンされた100円玉で
脱衣所にある100円のコーヒー牛乳を
まんまと買ってしまっていましたわ。
ぐぬぬ、戦略だったとは。

 

いや〜、良い風呂だった。
お、自販機か。丁度100円玉あるし…
今日もコーヒー牛乳
飲んで帰るとするかな。

 

「したたむ」web


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