逆さ眼鏡で眺めてみれば(北軽風景)ー 山﨑悠貴

 

きょうから一年間、
こちらでお世話になる山﨑悠貴です。

 

ノルマのない草むしり、自堕落な読書、
脳内試食(本の中に出てくる食べ物の味を想像する)、
注意力散漫な自然観察が好きです。
どれも役に立たないようで、
仕事に活きたりすることもある趣味です。

 

そんなことが、
仕事に活きるわけがないって?

うん、まあ、そういう見方もあります。
でも、何が役立つかは
分からないのが人生だし、仕事だし、
人間関係なんだなぁと、
最近よく思うわけです。
そう思わせてくれたのが、
私が勤める会社でした。
ここでは、ちょっと変わった会社
きたもっく」のことを
書いていこうと思います。

 

きたもっくは、活火山・浅間山の麓にあり、
火山の恩恵とリスクの両方受け取って
生業としている。

 

年間10万人が来場する
キャンプ場をはじめ、
森林サービス業、観光業、林業、製造業、
不動産業にまたがり、アートとアウトドアの
エッセンスを加えた仕事だ。
(それぞれの仕事については次回以降、順番にご紹介したい)

 

場所は、群馬県の北軽井沢。
標高1100mの高原地帯の冬は、
氷点下20度を下回ることもある。
積雪量は少なく、頬の裂けるような
乾いた寒さが特徴だ。
(温暖そうな関東地方にありながら、亜寒帯湿潤気候に属すると知った時の衝撃よ…)

 

浅間山というのは活きた山で、
数百年に一度のペースで大規模噴火する。
人間の都合など関係なく振るわれる力は、
家どころか町や村を丸ごと飲み込んで、
辺り一帯を更地に戻してしまう。
その圧倒的なエネルギーは、
森と平原を有する美しい景観を
作りもしたし、豊富な硫黄泉も湧出した。

 

無に帰った大地には、
風や鳥が運んだ種が萌芽し
新しい森を作っていく。
現代社会で、森ができていくくらい
長い時間を「自覚」できる機会は稀だ。

 

噴火はリスクに違いないけれど、
百年単位のものの捉え方、
物事を多面的に見ること教えてくれる。
百年先をイメージしながら、
今の仕事を組み立てることは、
すごく難しいし、とてつもなく面白い。
そう考えると、
リスクさえ恩恵といえなくもない…
かもしれない。

 

はたらくことは、生きること。
地に根を張って生きていく。

それを地で行くのが
きたもっく」という会社です。

 

メゾン木かげにちょっと似ている、
ルオムの森の百年の洋館。
普段ここで仕事をしています。

 


「きたもっく」web


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA