ぴんとくるか ー真子みほ

 

在宅仕事になった友人と
久しぶりに会ったら、

「無駄話がしたくてしょうがなかったから
合コンに行った」

と話しだしました。

 

またIT系に転職した友人に
新しい職場の感想を聞くと

「お互い会社にいるのに
皆PCで会話していてううーん」

と唸っていました。

 

在宅勤務も画面越しの会話も、
良い面はたくさんありますが、
同じ空間で
直にコミュニケーションをとることとは
情報量が圧倒的に違います。

 

両目で対象を観察するとき、
たとえ向かい合っていても
平面ではなくかなりの範囲を
捉えていますし、その場の空気や匂い、
ちょっとしたしぐさ、
そういうささやかなことを
キャッチしながら
私たちはコミュニケーション能力を
高めてきたわけです。

 

画面越しのやり取りは、
そうした情報ががくんと減ることで
必要最小限のことしかできないし
しなくなるようですね。
だからちょっと思いついたことを話す、
みたいな場面もなくなっていく。

 

因みに私がZoomでの飲み会に
3回くらいで飽きたのも同じ理由です。
会話ではなく対話になってしまって、
どうでも良いことを話すには
本当に不向きなんですよね。

 

美術館でもリモートでワークショップを
という話はありました。
しかし当館で行っている事業は、
美術館に来ること、
作品に直に接することが目的なので、
リモートの場合ここから変える必要があり、
どうも私にはぴんと来なかった。

 

ぴんと来ず半年が経ったので、
いつも通りの事業を8月末から始めました。
やっぱり対面は楽しい。
これからももちろん色々と気を付けて、
ぴんとくることをバランスとって
やっていきたいと思います。

 

 


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