睡蓮鉢 ー 鶴岡達悦

 

鉢屋さんの庭の隅っこ、
ボーボーに伸びた草に隠れて
転がっていた睡蓮鉢を見つけた

 

ひびが少し入っているという理由で
3000円という破格で入手できた
ひびはアロンアルファで補修して
問題なく使えている

 

玄関前に置いた睡蓮鉢には今、
第一世代とその子供の
第二世代のメダカが同居している

 

メダカを飼うにあたって
生態を勉強していく中で、
井上勝夫さんのAquaCatという
YouTubeチャンネルに出会った

 

ばっちりアングルを決め、
環境音を活かして、
淡々と進む字幕で登場する猫の気持ちや、
季節の移ろいを語っている

 

睡蓮鉢のレイアウトは
井上さんのやり方を参考にさせてもらって、
妻と作った

 

石の置く場所、向き、
メダカの稚魚が避難するための
砂利の浅瀬の広さ、水草の位置、
お互いがいいと思えるように
調整、すり合わせていった

 

最初のうちはキメキメで、
ちょっと石の位置が違うと、
お互い気にいる位置に移動する
陣取り合戦のようだったが、
1年たった今ではいいかげんになって、
ゆるーく向き合うようになった
ルッコラや、道端で拾った何かの球根、
里芋の水耕栽培までしている

 

第二世代のメダカは、
家の中でも飼っている

 

水槽には円柱の大ぶりな花瓶を
使っている
睡蓮鉢ではみれない
横からのビジュアルを眺められる
縦に長い環境による垂直移動はおもしろい

 

家の中のメダカと外のメダカでは
性格も変わってきた

 

ぼくが来るとエサや~ !! と
群がって来た外の子たちが今では、
エサをあげようとしても
警戒してなかなか出てこない

 

たまに睡蓮鉢の外に
ホテイアオイが散乱していることがある
鳥や猫などからのいたずらを受けて、
外から来るものへの警戒を
強めているようだ

 

中の子たちは、今も変わらず近づくと
エサだ~ !!と水面に上がってくる
繁殖力のすごいサカマキガイの卵を
駆除するのに手を突っ込んでも、
逃げないどころか近寄ってくる
自然にさらされている
外の子たちに比べると色艶が綺麗だ
愛想もよくてめっちゃかわいい

 

一方、睡蓮鉢には
色々なお客さんが来るのが楽しい
水を飲みに来る蜂、草を食べに来るバッタ、
どっかから種が飛んで来たのか
勝手に生えてる草

 

これから冬に向けて
変わっていく様子も楽しみだ

 


2020年11月17日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 造園家 鶴岡 達悦 | | No Comments » 

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