初めての「いつも」 ー したたむ(夏樹)
近所に、週2、3回は利用する温泉がある
入り口で入湯券を購入し
窓口でその券と
ポイントカードを一緒に出すと
「いらっしゃいませ~
ありがとうございます」
と言って
一つスタンプを押したポイントカードと
ロッカーの鍵を渡してくれる
10個スタンプが貯まると
1回タダで利用できる
ポイントカードが
もう既に3枚目になっていた
今までは
「いらっしゃいませ~
ありがとうございます」
だったあのセリフが
ある日
「いらっしゃいませ~
いつもありがとうございます」
となった
そう「いつも」を付けてくれたのだ
たった3文字のなんでもないような言葉だが
なんだかとても嬉しいような気持ちになり
印象的な日となった
特別に贔屓して欲しいわけではないが
他のお客さんには付かない「いつも」が
私の心にしっかりと響いた
恐らくあの従業員さんの中で
常連客の枠組に
入れてもらえた日だったのだろう
修行時代、やはり常連のお客さんの
好みを覚えておくことは当たり前だった
好きな席、いつも注文する料理やお酒
燗をつける温度などまで
したたむ でもリピートしてくれる
お客さんも増えてきており
お客さんの心を温かい気持ちに
出来るような気配りを
さりげなく出来るようにならなくてはなぁ
などと思ったり
なんかそんなことまでを
考えさせられた「いつも」だった
管理人の高羽さん、
アンサーを書いてくれる雄太郎
いつもありがとうございます!
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