仕事始め ー したたむ(哲子)

 

なんだか書初めでもするような気分で
轆轤に向かう。

 

まずは急ぎの仕事から。
8寸のリム皿をひく。
いつも作っている定番の形で、
手が慣れているので順調に轆轤をまわす。
乗ってきて、予定より沢山制作できた。

 

 

次の日、見事に全滅。
夜から朝の冷え込みで、
工房の温度が下がり、
ひきたての器は全て凍って、
バリバリに割れてしまった。
一瞬で、

「あー、やってしまったな」

と理解する。

 

そして、取り敢えず一枚写真を撮る。
もう、この時点で
だいたい諦めがついていて、
話のネタにしようとしているのだ。

 

 

ご飯屋営業前の仕込みをしている相方に
一通り愚痴をこぼし、
陶芸をやっていると、
割とあるあるなので、
インスタグラムに投稿して
同業者に慰めてもらい。
もうこの頃には完全に気を取り直して、
作り直す算段をしている。

 

やはり、自分の中に仕舞い込まず、
出せるものは出す、というのが
立ち直りへの近道のようだ。

 

ただ、同じような失敗を
何度もしてしまうというのは、
立ち直りが早すぎるのが
原因ではと思ったりもする。
一回はしっかり、バタバタと
悔しがった方がいいのかな?

 

「したたむ」web


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